舟券傾向と対策
福岡で最も特徴的な傾向は3コースが強いこと。これは昔から変わらないのだが、インが強くなってきた現状でも3コースの勝率は全国で一番高い。福岡の3コース勝率は15.0%、全国平均の12.7%を大きく上回っている。そして、3コースの決まり手はまくりが圧倒していることも大きなポイントだ。近年のボートレースにおいて、3コースはまくり差しがかなり主流になってきている。全国集計の3コースの決まり手占有率を見ると分かるようにまくり(39.9%)とまくり差し(37.2%)の比率はほとんど変わらない。しかし、福岡を見るとまくり(56.6%)、まくり差し(21.3%)とかなり偏りがある。福岡では3コースからのまくり差しは失敗しやすく、まくりが決まりやすいということを覚えておこう。
さらに3コースが勝つ場合は、インと2コースが2着になりやすい。これはまくり決着にも関わらず、内コースが潰れにくいということだ。

2コースは差し1本と思うな!

もうひとつの大きな特徴は2コースまくりが決まりやすいこと。そもそも2コース勝率が高いのだが、その内の決まり手もまくり率(30.8%)が高いことに注目。もちろん差し切りは約60%あるのだが、これは全国平均から見ると低い数字でもある。つまり、福岡の2コースは常にまくりも警戒しなければならないということになる。
この2コースまくりが多いことで、2コース勝利時の2、3着は3、4コースが多くなることも強く意識したい。
ダッシュ艇となる4~6コースは苦戦を強いられることが多いので、よほどエンジン気配が良いとか、実力上位でスタートが早い選手ではない限り、1着で買うことも難しい。