舟券傾向と対策
かつての福岡はイン受難水面だったが、近年はイン中心になっている。特に2014年12月から出力低減モーターが導入されて以降イン勝率は上昇に転じ、現在は全国平均レベルまでになった。
これは外の攻めが利かなくなったことが大きな要因。逃げる場合も2、3着はスロー勢で決着することが少なくない。逃げ決着になった時の「①-②」「①-③」の決定率は全国平均と比べても高く、4コースから外の2、3着付けに過信は禁物だ。
特に10~12Rは3連単「①-②-③」「①-③-②」という最も決まりやすい出目で、回収率はともに100%を超える。安い配当になりやすいが、しっかりと本命を絞って取りにいく方が奏功しやすい。
穴党はイン逃げから高配当を狙いたくなるだろうが、「①-⑥」舟券はかなり難しいので注意したい。回収率がとにかく低いので、絞り込みが成功しない限りは出現率の割に払い戻しが追い付かないケースがほとんどになる。どちらかと言えば6は3着付けの方がいいだろう。
結論を言うと、インから舟券を買う場合、2、3着選びのポイントはスロー勢は割り増し、ダッシュ勢は割り引きというのが基本的な考えになる。