舟券傾向と対策
 福岡では2020年5月より提供を開始したオリジナルタイムデータ。伝統的に展示タイムの信頼度が高いレース場ではあるが、それに一周タイム、まわり足タイム、直線タイムが加わることによって、エンジンの気配を多角的に判断できるようになった。

 まわり足タイムはターンの初動から後期の部分を計測。文字通り旋回に重要な出足や回り足を判定している。道中戦ではとっさの判断が求められるので、まわり足タイムが良ければ、接戦で優位に立つシーンもある。

 直線タイムの測定位置はターン出口からスリット裏まで。伸びの手前の中間足を表している。スタート時における行き足の部分でもあり、この足がいいとスタートがしやすいといわれている。最近はこの足を重視している選手も多く、舟券においては重要視したいタイムだ。

 一周タイムは総合的な足の評価。上がりタイムが良ければ、優勝に近づけるように、一周タイムが良ければ、舟券に絡める確率はグッと上がる。特別どの足がいいという判断はしづらいが、タイムが良ければ全体の足がいいと判断していいだろう。