舟券傾向と対策

枠なり進入が少ない!!

芦屋は全国有数のイン水面である。企画レースが多いのももちろんその一因だが、最近1年のイン1着率は全国1位を誇っている。
 それだけインが強いと、レースにどういう影響を及ぼすか?
 そのひとつの例が、艇番通りに進入コースを選ぶこと、すなわち「枠なり」進入が少なくなることが挙げられる。
 下表のデータは、艇番通りのコースに進入する率を芦屋と全国平均で比べた数字だ。なんと芦屋では全てのコースで全国平均より低く、他場より枠なり進入が少ないことがわかる。
 さすがに1コース(イン)は1号艇が死守するケースがほとんどだが、他の艇番ではかなり動いている。実際には5・6号艇の選手が、イン屋のベテランなら思い切って2コースまで、中堅の選手でもセンターの4コースまで動いてくるケースが多い。
 その理由はふたつ。芦屋のアウトは弱いので、ひとつでも上の着順が欲しい選手が遠慮なく動くことと、ピットからオレンジブイまでの距離が長いのでピット離れの差がつきやすいことが挙げられる。

インの相手も外は少ない

舟券の上でも、芦屋では「強いインの相手になるのは4コースまで」という傾向が著しい。それは上の円グラフを参照してもらいたい。
 とくに円グラフの数字を、全国平均と比べるとわかりやすい。ちなみに全国平均は、2コース35.0%、3コース28.3%、4コース19.9%、5コース11.7%、6コース5.2%となっている。芦屋の特徴は、2コースの数字は低いが3・4コースで全国平均よりかなり高く、逆に5・6コースは低いことだ。