舟券傾向と対策
全国初のモーニング開催が好評
インの1着率は全国有数の高さ
番組の狙いを読むことが肝心!!
芦屋は小高い丘の上に作られた人工のプール水面だ。淡水でやや硬めの水質だが、流れはなく、水位の変化もほぼないといえる。全国でも有数の極めて静かな水面である。
 当地は8月下旬から10月上旬にかけて休催し、その間に大時計の更新、消波装置やターンマークを移動させ、選手がより安全にレースができるように工事が行われた。なかでも気になるのはターンマークの移動だ。
 具体的には2マークがホーム側63mから65mの広さとなり、対岸へ振られた。1マークのホーム側は、日本一の広さであることには変わりない。
 配当面では、堅い配当が多いのは確かだ。3ケタ(990円以下)が26%、1,000円台が24%で、このふたつのゾーンで50%以上を占める。ただ本命が消えた時は高配当も飛び出し、万舟出現率は全国平均と比べてそれほど低いわけではない。

「差し」決定率は全国一低い

季節別のデータを集計してみると、春から夏にかけてインが強く、秋から冬にかけては5%ほど低くなっていた。ただこの四季別データは、2年前は春夏が低く、秋が最も強かったこともある。あまり神経質にとらわれない方がいいだろう。
 それよりも注目したいのは、決まり手別の分布表だ。「逃げ」の61.1%は、大村の61.4%に次ぐ微差の2位。全国で60%を超えるのはこの2場だけである。
 そしてさらに注意すべきは「差し」の少なさ。全国で最も低い比率で、9.4%とひと桁しかないのは芦屋だけ。「まくり差し」の数字は全国平均に近いので、いかに「展開を待っての差し」が少ないかがわかる。
 芦屋ではコースの内外に限らず、『握って回る』選手が有利、というのがセオリーだ。