舟券傾向と対策
過去1年間の芦屋のイン1着率は大村、徳山、住之江に小差で続く4位だが、それでも60%を超えるイン天国だ。2コースと3コースの1着率を足すと23.3%。インコースも加えると、1着率は実に85%を超える。1着はほぼ内3艇から出ると言ってもいいくらいコース利がある。
 ではインが逃げた場合の相手は誰か。下表から分かるように、2着コースの比率は2・3・4コースの順になっている。ただ、大きな差ではなく、5・6コースを合算した16%は決して低くない。つまり2、3着争いはどのコースでもチャンス。3着は総流しで配当妙味を狙う。  大村や徳山と異なるのは、4コースまくりが多いこと。大村(3.2%)、徳山(2.5%)に対して、芦屋では4.4%。徳山の倍近く決まる。3コースの先攻めが主流の現代ボートレースにおいて、以前のいわゆる「4カドまくり」を芦屋は受け継いでいる。
 4カドまくりが利くと、展開は5コース。2着率が25.7%と連動するパターンが多い。逆に⑤頭の時は④の2着率が24.6%。すなわち④=⑤のいわゆる“セット券”の発生率が高いということだ。