舟券傾向と対策
過去3年間のコース別成績を見ると、イン勝率は61.3%。全国平均(61.7%)と比べても遜色ない。舟券はインが基調になることは間違いない。ただ、全国平均に比べると、2・3コースの1着率は若干高め。当然、4~6の外枠3艇の1着率は下がるだけに、舟券の軸は1・2・3コースに絞ってもいいと言えそうだ。
 だが配当傾向にはやや異変。全国平均に比べると3ケタ配当と1000~2000円未満の割合が増加し、万舟率はダウン。もちろん平均配当も安い。つまり軸だけでなくヒモも「本命決着」が多いということになる。
 決まり手は、全国平均よりはやや下がるが、やはり逃げが圧倒的。その分、まくりやまくり差しが多いのは、当地の水面特徴だろう。一般戦のような企画レースはないが、イン基調・まくり、まくり差しが決まりやすいという根底は、グレードを問わないということだ。
女子戦(ヴィーナス&オールレディース)のイン1着率は58%で、他のシリーズ戦(ルーキー59.7%、マスターズ61.1%)に比べるとインがやや弱い。注目は2・3コース。差しよりも1Mの広大な水面を生かした強攻が目立ち、まくり率は16%と圧倒的な狙い目になる。女子戦は実力差が大きいため、主力が2、3着に絡むと万舟券に届かない場合が多いが、逆に平均配当は他のシリーズ戦よりも高いということを合わせて覚えておきたい。