舟券傾向と対策
以前の芦屋はその高速水面の特性から、時季を問わず「4カド」が利くと言われてきた。だがペラ制度、エンジン性能の変化でその特色は薄れてきた。  追い風時は他の風向き時よりもイン1着率が若干落ちる。その分、2コース差しが有効になり、追い風が強ければ強いほど、差し水面となる。注目すべきは6コース。1着率は1.7%と向かい風時の2倍以上に跳ね上がる。ダッシュ勢の出番は向かい風、と思われがちだが、芦屋では追い風時が狙い目だ。
 4コースが芦屋本来の強さを取り戻すのは、右横風、つまりスタンド側から吹く時だ。4コース1着率は2ケタ台の11.7%。インに次ぐ高さだ。2、3コースとは大差はないが、右横風=4コース、と頭に入れておきたい。
 逆に左横風、大型ビジョン側から吹く風の時はイン1着率が最も高く68.8%。握る3コースの1着率は右横風と変わらないが、差しに構える2、4コースが利かなくなる。