石野貴之
石野貴之

住之江

「怖いものがなかった」と優勝することを確信していた石野貴之が黄金のヘルメットを手にした/住之江グランプリ

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ボートレース住之江SG「第38回グランプリ/グランプリシリーズ」は24日に閉幕。 今年からコロナ禍による入場制限がなくなり、場内には連日多くのファンが来場して大盛り上がりを見せた。グランプリシリーズは深谷知博、グランプリは石野貴之が栄冠に輝き、シリーズ総売上は271億円で目標の280億円には届かなかったが、昨年に行われた大村での259億円を上回る売り上げ金額となった。

石野は優勝者インタビューで「正直、負ける要素がなかった」と話したが、エンジン抽選から全ての面において勝利の女神は石野に味方した。今回は2年ぶりに地元でのグランプリ開催。グランプリ前のインタビューでも石野は5月にラピートカップでVを決めた「88号機を引きたい」と発言していたが、エンジン抽選では見事に88号機を引き当てガッツポーズ。この時点で石野は自分が優勝する事を確信したのではないか。

トライアル1走目では3着に敗れたが、2戦目の枠番抽選では見事に1号艇を引き当て勝利。3戦目は4カドから豪快なまくりを決め、グランプリ優勝戦の1号艇を掴み取った。優勝戦では場内には大勢の観客と大歓声が鳴り響く。大舞台でこそ圧倒的な強さを発揮する石野に、もう死角は見当たらない。優勝戦でも一切の隙を与えずに完勝で2度目のボート界の頂点に輝いた。表彰式では2回目の黄金のヘルメットを戴冠すると、来場した多くの地元ファンからの「石野コール」とともに、2023年ボートレース頂上決戦の幕が閉じた。

シリーズ優勝戦の結果はこちら 住之江11R

GP優勝戦の結果はこちら 住之江12R

優勝者コメント・深谷知博

「トライアルはエンジンの機力が乏しくて苦戦したけど、色々調整してベストを尽くせた。今年はタイトルが遠かったけど、最後にこのような形で締めくくれて嬉しいです。来年はこの次(GPの表彰式)でインタビューが出来るように頑張ります」

優勝者コメント・石野貴之

「負ける要素がなかった。仕上がりは問題なかったです。今節は普段通り平常心でいれたし、怖い物がなかった。来年はメモリアルとダービーに照準を合わせます。(GPを制して)今年の顔だと思っているので、そのメンツを潰さないように走りたいです」