ダービー初登場の新開航が無傷の3連勝！/蒲郡ボートレースダービー

ボートレース蒲郡のSG「第70回ボートレースダービー」は26日に予選折り返しの3日目を迎える。 SG優勝経験をも持つ実力派の長田頼宗だが、ダービーは今回が意外にも初出場。1年間の勝率上位者で争われる今大会。「ダービーに出るハードルは高いと思っていたし、出られるイメージはなかった」と言う。初日は気負いもあってか6着と大敗スタートとなってしまった。それでも、2枠で挑んだ2日目6Rは進入で動いてきた西島義則を入れての3コースから鮮やかなまくり差しで突き抜けた。3日目2、10Rの2回走りは予選突破へも重要な戦いとなる。「キャリアボデーを換えて押しが出てきた」と気配は上向いているだけに要注目の存在だ。

そして、圧巻の走りを見せているのが同じくダービー初登場の新開航だ。初日は6Rで2コース差しを決めると、2日目は5Rでインからしっかり逃げ切り。そして、3コースを選択した9Rは逃げる赤岩善生と差しを狙う羽野直也の間を鮮やかなまくり差しで一気に突き抜けた。これで初日から無傷の3連勝。「思い切って行ったら入った。それだけです。出来すぎですね。ちょっと戸惑ってます」と照れ笑い。それでもターン回り中心に足は確かな仕上がりだ。「価値はあると思うし自信になる。このリズムを崩したくない」なら3日目以降も白星量産の可能性は十分だ。

11Rを制した毒島誠もインパクトある走り。昨年のダービー覇者・馬場貴也のイン戦を3コースからまくり差しでとらえた。ただ、「全く威張れるような足ではないです。舟の向きはいいけど、そのあとの足がない」足に関しては辛口のジャッジ。それだけに卓越した技がより際立った印象だ。「回ってからの足を良くしたい。そこがないと戦えないと思うので。整備、調整します」と妥協することなく調整を施して3日目に挑む構えだ。