ボートレースクラシック出場権利を狙う濱野谷憲吾がV戦1枠！/常滑トコタンキング決定戦

ボートレース常滑のGI「開設70周年記念競走トコタンキング決定戦」は4日に準優勝戦が行われた。10Rで危なげなく逃げた森高一真が優出一番乗り。「正直、パチッとターン回りが合ってない。エンジンは確実にいいけど、その辺りがなかなか合わせられない。2枠ならターン回りは必要な部分だと思うし、いずれにしても、そこをパチッと合わせられるようにしたい。まあ、テクニックはあるから、ペラで押してくれたら勝負になると思う」と不満を残しながらも、方向性は定まっている。

11Rは今垣光太郎が展開を捉えて、まくり差しで突き抜けた。2着はインで踏ん張った中田竜太。今垣は、「チルト0も考えたけど、まくり差ししかないと思ったので、マイナスでいった」と作戦がズバリ的中。「秋に向けて賞金を少しでも上積みしたい。チャレンジカップが確実になるまでSは我慢しながらだけど。できれば3コース引っ張りたい」と優勝戦は3カドも匂わせた。22年前の同大会では2コースまくりで優勝している今垣。今回は伝家の宝刀3カドが炸裂するか。

一方、中田は「2日連続でイン逃げを失敗してお客さんに申し訳ない。でも、2着で帰ってこられて良かった」とがっくり。ただ、「伸びはチルトを上げてない中では一番と思う。今年は想像以上に自分でもやれているし、カドが取れたら面白いと思う」と伸びを活かせる枠で、一発を秘める。

12Rは濱野谷憲吾、島村隆幸が勝ち上がった。優勝戦のポールポジションをゲットした濱野谷は「伸びは伸びる人にはやられる。見た目では中田とかにね。行き足、回り足は普通。早く握れるので乗りやすい。それで回り足が良く見えるのかもしれない。この歳なので贅沢は言わないけど、クラシックの権利は取りたいので、気合い入れていく。Sはみんな置きにくると思うので、自分は落としてゼロ台じゃなく、全速の10台の方がいい」と、V逃げを狙う。

島村は今年GIで2優勝。「去年と変えたことはないけど、かみ合ってますね。優勝戦は中田選手がいるので、まくるのは無理。攻めてもらって展開が突ければ」と思惑通りの展開になれば、3度目のGIV達成も十分だ。

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