中村かなえが好調キープで得点率トップ！/浜名湖ヴィーナスシリーズ

ボートレース浜名湖の「ヴィーナスシリーズ第10戦 マンスリーBOATRACE杯」は30日が2日目。 1枠は3勝止まりで内1本は抜きとイン受難の1日となった。初日のドリーム戦を制した三浦永理は前半はシード番組だったこともあって白星を飾ったが、後半は枠に泣いて4着と小休止。

対照的に好調をキープしたのが中村かなえと渡邉優美だ。中村は前後半ともにまくって攻めて2着、1着と連対をキープ。渡邉も勝利こそなかったが2着2本にまとめてみせた。後半は道中で先行する大山千広を一度は逆転するなど内容は着以上に充実しており、仕上がりの良さを随所に見せていた。この両名が現在の得点率ランキングツートップだ。2日目に連勝を果たしたのは大山と土屋南。ただ2人ともまだ調整には課題を残しており、準優、優勝戦と先を見据えるなら上積みは欲しいところだ。

伏兵格では木村紗友希が大山と並んで得点率ランク3位タイ、エース級の38号機を駆る冨名腰桃奈も7位と健闘中。冨名腰のすぐ下にはこれも伏兵も野田なづきがオール3連対で続いている。いずれも舟足は軽快で、今後も向かい風水面が続くようなら穴党の懐を潤す場面も十分ありそう。

一方で、地元の主役格・長嶋万記は2日目も2着、5着と波に乗り切れず、得点率ランキングも物足りない位置に。浜田亜理沙も2日目10Rにインで4着に敗れて後退した。ベテランの岩崎芳美もまだ1着がなくランキングも準優圏外と苦戦中。ただ、繰り返した整備が奏功して動き自体は良化の兆しを見せつつある。3日目は2枠、1枠と待望の好枠デーが巡ってくるだけに奮起を期す。浜田も3日目12Rでは再び1号艇が巡ってくる。渡邉が強敵だが足を立て直してリベンジの逃げといきたいところだ。