山口剛
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福岡

【SG事前情報①】SG戦線に復帰する山口剛、近況好調な茅原悠紀の前に地元強豪選手が立ちはだかる!/福岡ボートレースメモリアル

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燃える地元勢『七人の侍』

今年は7名の福岡支部選手が出場するが、開催まで1ヶ月に迫った7月23日、オーシャンカップで嬉しい“番狂わせ”が起きた。SG優出3回目、28歳の羽野直也が初優勝!現在の艇界では唯一、20代のSG覇者となった。

後輩に先を越されて、西山貴浩前田将太も発奮しないわけがない。西山は既にSG優出4回。しかしその全てがグランプリ及び同シリーズ。夏に足跡を残したい。前田も既にSGで5回の優出があり、今年は例年以上の好リズム。この両者はともに波水面は大得意だけに、うねりがきつくなるようならチャンスが膨らむ。

福岡が希望した3人はいずれもSG覇者だ。篠崎元志はクラシックで準優勝するなど復調気配。篠崎仁志は近況ひと息だが、そこは抜群の地元実績でカバーする。

そして福岡軍団の総大将は、もちろんSG11冠の瓜生正義。そのうち3回は当地水面で飾ったもの。さらにSG戴冠リストを増やすか。

2個目のSGタイトルが欲しい面々

さらに今シリーズのキーワードを探すなら、「SG優勝1回戦士」ではないか?/福岡ボートレースメモリアル

まず、山口剛がSG戦線にカムバックする。昨年のボートレースメモリアルからSG3連続準優勝。しかしグランプリのトライアルでFの勇み足。今年前半のSG出場権をふいにしたのは痛恨だったが、優出を重ねて今年の勝率は出場メンバー中トップ。7月の唐津MB大賞を制してSGに挑む。

茅原悠紀は今年のSG、ボートレースオールスター以外の3戦で優出と絶好調。賞金ランクも5位前後につける。山口は13年、茅原も9年。この両者が長らくSGタイトルから離れているのは不思議だ。

逆に6月のグラチャンでSG初戴冠を味わったばかりの磯部誠は、続くオーシャンカップでも優出。また前述のようにオーシャンカップで初優勝した羽野も、早々に2つ目のタイトルを目指す。

好配当を提供するのはこの選手!

もちろん順当なら、今年の賞金戦線トップを走る石野貴之、昨年のMVPの馬場貴也、それに毒島誠桐生順平池田浩二らのSG優出名人も、優勝戦線に食い込んでくるだろう。

しかしながら、好配当を狙うファンが探すのは、実績では一歩譲るが、近況から買える材料のある選手たち。今節でいえば、佐藤翼稲田浩二島村隆幸守屋美穂山田康二ら、メモリアル出場回数3回以内の選手。それに、かつての常連ながらジワリと復調気配にある石渡鉄兵重成一人らも不気味だ。

島村は春のGI2勝で売り出し中だが、佐藤や稲田はそう人気にならないはず。女子の守屋も混合戦を苦にしない。また重成は不祥事で出場停止を受け、約1年半ぶりに復帰。前期は自己最高勝率を更新して、この舞台に戻ってきた。4年前のこの1戦では優出を果たしており、今回も番狂わせを起こす力は秘めている。