強力機で優勝候補筆頭だった西野雄貴がFで戦線離脱

海響ドリームナイターのボートレース下関の「オラレ下関オープン9周年記念」は24日開幕した。 初日は一時激しい雷雨となり発走を見合わせる場面もあった。そんな中、連勝は不在で、吉川昭男と高濱芳久が2連対にまとめ好発進した。吉川昭は好きな出足型の仕上がりで「チルト0でペラも回している。回転が合っていた。足は悪くない。ピット離れ、スタートする足も悪くないし、乗り心地もいい。自分好みの出足。ひと安心」と中の上は十分。一方、高濱は数字のない低調機とは思えない走りを見せた。「前半はひどい足だったけど、先輩にアドバイスをもらってペラを叩いた。前半よりは良くなっていた。まだロスしている部分があるのでペラをやる。出口の足とかが良くなってくれれば」とターン回りはまずまずの様子。

メインの「ドリーム戦」は西野雄貴が6コースまくりで制した。前半にいきなりF。賞典除外となったのは残念。強力な19号機で優勝候補筆頭とみられていた。もったいない勇み足となった。「スタートは放ったけど間に合わなかった。申し訳ないし悔しい。展示でペラが開いていてその影響もあったのかも。景色的には入っていると思ったし展示と見え方は同じだった。それでも03のFですから。こんな経験は初めて。足はいいですよ。直線がいいですね」と肩を落とした。

清水愛海もレディースチャンピオンを前に痛いF。今期はLも持っており、かなり事故率が高くなってしまった。「スタートは入っていると思って全速で行ったし仕方ない。伸びは西野選手の方が良さそう」とこちらもがっくり。2日目は早くも予選最終日を迎える。優勝候補筆頭の西野が賞典除外となり、優勝争いは大混戦となりそうだ。