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ボートレース児島SG「第28回オーシャンカップ」は22日に5日目を迎えた。当地では初開催となったオーシャンカップは連日大盛況。土曜日開催の5日目はさらに来場者が増加し、早朝から大勢のファンでにぎわった。人数制限なしのオープニングセレモニー、公開勝利者インタビューの再開。スタンドを埋め尽くすファンは、それぞれの推しに惜しみなく声援を贈り続けた。推しが出場するレース時は、タオルを振る、旗を振る。その光景はアイドルやアーティストのライブ状態。ゴール時は自然と拍手がわき上がり、一昔前とはファン層が確実に変わっている。若い男女、家族連れがレジャーやスポーツ観戦を楽しむ場となって、ボートレースは新時代を迎えた。
5日目の勝利者インタビューは準優のみ。1RでSG初勝利を飾った藤原啓史朗はステージに登場することはなかったが、ピット内で行われた水神祭にスタンドからは大声援。豪快に水面へ飛び込んだ藤原に、山口達也がスタンドに向けて手を振るように指示。2R終了時の段階で、既にスタンドはファンで埋め尽くされていた。10Rは徳山のグランドチャンピオンで平成生まれ初のSG覇者となった磯部誠が1着。徳山での優勝時も会場が盛り上がりまくっていたが、当地でも負けてはいない。インタビューが行われるガァ~コステージ前は多くのファンが駆け付けて大声援。ヤジは一切なく、温かい拍手と声援が選手を迎えた。
11Rを地元の茅原悠紀が制した後はどんどんと人がステージ前に集まり続け、ステージ上の茅原の姿は見えないほどに大混雑。だが、誰も押し合ったりしない。皆が祝福の瞬間に立ち合い、茅原の声に耳を傾けていた。それは、プロ野球のヒーローインタビューのような盛り上がり。最も観客が沸いたのは、茅原が「山口達也さんの分も、頑張ります」と語った時。その瞬間、うぉ~という大歓声が茅原を包み込む。思わず泣きそうになった。準優前、ピット内で言葉を交わす2人の姿を思い出した。ちょっとはにかみながら、山口と言葉を交わす茅原。何事か耳元でささやく山口。2人のそんな姿を大舞台で見るのは久しぶりだ。近年の当地で開催されたSGは19年10月のボートレースダービー、21年6月のグランドチャンピオン、そして今回のオーシャンカップ。19年ダービーでは当時絶好調だった山口が予選を突破し、茅原は予選落ち。21年のグランドチャンピオンには地元から茅原一人が出場し、低調機に苦しみ予選落ちした。地元のSGでは苦戦していた茅原だが、SG常連選手として他地区では何度も優出。一方、山口はS事故を多発し低迷。次第に2人の間に距離ができた。だが、今回は共に地元のSGに出場し、共に予選をクリア。準優10Rで3号艇の山口は1周1Mでまくり差し、2M勝負に出たが6着。続く11Rの茅原に全てを託した。茅原は記者会見でも、「達さん(山口)と一緒に優勝戦に出たかった。何度も達さんに足合わせをしてもらった」とコメント。やはり、茅原にとって山口は特別な存在なのだ。性格は異なる2人だが、お互いを高め合う関係性にある。今大会でそれがよく分かった。
そういう意味で言えば、シリーズをリードした馬場貴也は凄すぎる。今大会に滋賀支部一人で参戦し、同期もいない。それでこの活躍だ。23年のMVPは伊達じゃない。馬場の地元であるびわこのGⅡで、岡山支部の藤原に完全Vを許したことも、今回奮起する要因になったかもしれない。当地を舞台に繰り広げられた真夏の決戦もいよいよ最終回。馬場の圧勝劇か、茅原の逆襲か。ドラマはついにクライマックスを迎える。
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