エース級エンジン清水敦揮、山本景士郎の手応えが上昇

ボートレース若松の7日間開催「福岡ソフトバンクホークス杯」は18日に開幕した。前半は気配さっぱりで6着に敗れていた吉田俊彦が、ドリーム戦は3コースからのまくり差しで山崎郡のイン戦を破った。「これはやばい。全部の足が良くない」と前半レース終了後は話していたが、ドリーム戦では山崎郡よりも少し強めに見えた。最悪は脱しているのかもしれない。

低調機で心配された山崎郡は初日3、2着と踏ん張ったが、イン戦で簡単に敗れるほどなので、やはりいい足とは言えない。それよりも前半7Rでは不良航法を取られてマイナス10点。予選落ちの心配はないと思われるが、準優進出戦の好枠は絶望的かもしれない。

予選組では、畔柳俊吾が山崎郡相手のイン逃げと5コースまくりで連勝ゴールを決めた。決して素性のいいエンジンではないが、前節の長岡茂一がスリット足だけはしっかり仕上げていた上昇機。ペラは触らず、長岡のいい部分を継承している。「勝率がないエンジンだし、触ると全部なくなる可能性もあるので、このまま様子を見る」と話す。

今節から21、24、29号機をトリプルエース機という評価にしているが、前検は不満だった29号機の清水敦揮と、21号機の山本景士郎は手応え上昇。特に山本は「やっぱりエース機という感じ」と話しており、初日4、5着からの巻き返しが期待できそうだ。