唐津
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篠原飛翔などフレッシュルーキーが初白星を挙げるなど躍動/唐津モーターボート大賞
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ボートレース唐津のGⅡ「唐津モーターボート大賞」は16日に最終日を迎えた。未来のスター誕生が期待されて始まった同大会。初日は橋本明が絶好枠で臨んだ大チャンスを見逃さずイン逃げ。「いきなり1号艇をもらったので『逃げろよ』ということでしょうか」と、初挑戦のGⅡ初戦で記念となる勝利を挙げた。
2日目は期待値が高いフレッシュルーキーの篠原飛翔と大澤風葵が特別戦初白星をゲット。篠原は「SGやGⅠで水神祭をできる選手になりたい」。大澤は「ホッとしました」と勝利を喜んだ。3人とも予選突破とはいかなかったが、それなりに自信を付けた。今後の飛躍に期待したい。
若手に大きく立ちはだかったのは、山口剛、白井英治、そして佐賀支部大エース峰竜太。山口と白井は舟足も充実で上位着を量産。予選は3勝、2着3本で並び、上がりタイム差で山口がトップ通過を果たす。峰は低調機で先行き不安だったが、部品交換もして何とか戦えるレベルまで引き上げた。決して出ているわけではなかったが、そんな状態でも準優の1号艇をゲットするなど、能力の高さを再認識させられた。
痛恨のスタートは準優勝戦の安河内健。せっかく予選を突破しておきながら、10Rは6コースから勢い余ってプラス03のスリットオーバー。Fの罰則が強化され、びわこ71周年を走り終えた10月7日からF休みに入る。休みが明けると6ヶ月間はGI、GⅡに参加できない。佐賀支部ホープにとっては出世にも影響する痛恨のスタート事故。
優勝した山口は昨年の大村GPの2ndステージ初戦でF。スタート事故のペナルティーで大会前までに4度優勝するも全て一般戦。なかなか賞金の大きな上積みができずに、この勝利で賞金ランクは43位へジャンプアップ。SGは8月の福岡メモリアル、GIは9月の桐生67周年から復帰する。「厳しかった準優、優勝戦を勝ち上がり強くなったと思う。去年より厳しいと思うけどGP出場へ挑戦したい」と力強く語った。
優勝者コメント・山口剛
「優出もないエンジンを引いた。整備にペラ調整もして初日に感触が良くなった。1stドリームで2着に入った時には手応えはあった。そこから乗り心地も良くなり、出足が良くて、その延長で伸びもあった。準優12Rは西山貴浩から『ラーメンのトッピング全部乗せ(エース機の高田明、伸び節一の藤山翔大、前付けの赤岩善生)ですね』と言われたほど強力メンバー。みんなから大笑いされたし、僕の体重が落ちましたからね。今節の準優、優勝戦は簡単ではなかった。GⅡは勝つ機会が少ない。全グレードレース制覇はうれしいですね。この優勝で弾みがついたし強くもなれた。グレードレースを走らないと賞金はなかなか増えない。ここからですね。GP入りは去年より厳しいですけど挑戦したい」