久田敏之が「下関ではまだ優勝がないので、勝ちたい」と当地初優勝へ意気込む

熱戦を展開してきたボートレース下関の海響ドリームナイター「下関市議会議長杯争奪クリスタルカップ」は25日が最終日。第12Rで優勝戦が行われる。5日目の準優は川上剛、原田篤志、久田敏之が逃げて順当決着。エンジンが強力に出ている新良一規と中村辰也も優出に成功した。

準優9Rを逃げて優出一番乗りを果たした川上は「出足型で伸びは普通くらい。伸びは2番(近江翔吾)が良さそうだけど、まくられるようなことはない。スタートも決まりだしてきましたね。出足があるので、展開に応じてまくり、まくり差し、差しと何でもできる」と出足関係に自信を見せており、仕上がりは文句なし。

原田はインから3度目の正直で逃げ切り、ようやく白星を手にした。「足は悪くはないけど、一瞬の出足がちょっと鈍い。直線で下がることはない。5段階評価で言うと4.5か4。ペラをしっかりやって行く。準優のスタートは自信があった」と話す。今節は通算1500勝を達成したメモリアルシリーズ。優勝戦は2コース差してVを目指す。

久田は今節の平均スタートタイミングが驚異のコンマ07。初日後半から0台のスタートを9連発で決めている。「エンジンは新良さん、中村選手が出ていて、自分はその次くらい。2人にはエンジンの底力を感じる。でも、ターン回りには自信を持っている。下関ではまだ優勝がないので、勝ちたい」と、ここも鋭いスタートを決めて逃げ切りそうだ。

足に自信を持つのが新良と中村。新良は「夜の時間帯を初めて走るので、思い切ってペラを叩いた。それが良かった。足は全体的にバランスが取れて良かった。上位だと思う。コースは枠なりになると思う」、中村は「出足、行き足はいいと思う。伸びは相手次第だけど、優勝戦に入っても下がることはないと思う。乗り心地は夜の方がいい」と機力に自信を示していた。

優勝戦の出走表はこちら 下関12R