豪快まくりとイン逃げで川上剛が唯一の連勝発進

ボートレース下関の海響ドリームナイター「下関市議会議長杯争奪クリスタルカップ」は20日に開幕した。ペラ巧者の川上剛が豪快なまくりとイン逃げを決めて、ただ一人の連勝発進に成功。「ペラはもう叩き切った。出足が良かった。乗り心地もいいし、セカンドからサードの繋がりがいい。伸びもやっつけることはないけど、やられることもない。いい調整ができた」と正解を出している。

メインのドリーム戦は4号艇の近江翔吾が制した。前半は4着だったが、ドリーム戦で見せた足は悪くなかった。これなら十分戦えそう。1号艇の原田篤志は惜しくも2着。通算1500勝へあと2勝としているが、初日は未勝利に終わった。足はいいとは言えないが、「セット交換して悪くない。出足は普通以上はあると思う。ストレスはないです。でも抜群というわけではないので、ここからペラで合わせていきたい」と上積みはあったようだった。

近況好調の久田敏之は前半はイン逃げ、ドリームは3着とまずまずの船出。ただ「ペラを大幅に叩いて特訓で違和感があったので、さらに違う形にした。前検は乗りやすさがあったけど、その良さがなかった。合ってないのでペラをやり直す」と話しており、少しずつペラを合わせていく腹積もりだ。

女子では野田祥子が好気配で、初日は久々にインから逃げた。「みんなにいいね、と言われました。足自体がいいですね。回り過ぎだったので回転を抑えました」とペラがうまくマッチした様子だった。