乗りっぷりが良い久田敏之が得点率首位を独走

ボートレース下関の海響ドリームナイター「下関市議会議長杯争奪クリスタルカップ」は23日、予選最終日を迎える。

久田敏之が10.50をマークして得点率首位を独走。今節の平均スタートタイミングは驚異のコンマ08。乗りっぷりも良く、舟足については「ターンの抜け感はチルト0の方がいいけど、ターンの掛かりはマイナスの方がいい。この中間が欲しい感じだけど、行けるとこまでは0で行くつもり。展示タイム通り伸びそのものは普通くらい」とコメント。このまま予選首位の座を守りそうだ。

2位は2日目に通算1500勝を達成した地元の原田篤志。3日目のイン戦は惜しくも2着に敗れ、「全体的に悪くないけど、パンチがない。ここがいいというのがない。回り足も上積みできているし、つながりもスムーズ。全体的に中堅上位。1Mも行きたいところに行けた。これをキープだけど、上と戦うにはこれでは面白くない。優勝するにはもっと欲しい」と足は上位に分が悪そうだ。

3位は川上剛で、「少しゾーンを外していたけど、狙い通りのレースができた。出足はしっかりしているし、行き足の延長で伸びも悪くない。伸びられることはないと思う。今節は地元じゃないので気持ちにも余裕があるし、スタートも行けている」と舟足は中村辰也と節一を争うほど抜群だ。

他では低調機ながら、丹下将が奮闘している。3日目は2連対にまとめて4位に浮上した。

勝負駆けで注目したいのは、1着条件となりそうな林恵祐。4日目3Rで待望の1号艇が回ってくる。「後半はスタートを失敗。ためていったら起こしがついてこなかった。でも出足は悪くない。特別にいいということはないけど戦える。普通はあると思う」と中堅は十分。インならチャンスは十分ある。