ドリーム組の江夏満と安達裕樹が前検で上々の手応え

ボートレース常滑の「ウィンボとこなめ開設14周年記念競走」は、24日に前検が行われた。V候補の西村拓也が引いた44号機は2連対率28％の低調機。お世辞にも中堅あるとは言えないエンジンだ。西村は「足は普通ぐらいあるが、ターンでおかしかったので下のベアリングを交換した。ペラは完璧だったんですよね。赤岩善生さんがどれだけ直してくれてるかだけど、やっぱりエンジンは良くないと思う」と渋い表情だった。「前に来た時は予選トップで準優前のレースで負けて悔しい思いをした。まだ準優1号艇で乗れるって決まった訳ではないけど、今節はそれも頭に入れて優勝するつもりできた」と意気込んでいただけに、このエンジン抽選は肩透かしを食らう格好となった。それでも12R「予選ドリーム戦」で1号艇に選出されて、気合いは誰にも負けてない。まずは調整手腕に期待と言ったところだ。

ただ、ドリーム組には好気配を口にした選手が多数いた。江夏満は「めちゃくちゃ良かった。握り込みと言うか、瞬発力がすごくいい。これが明日まで持てばいいけど。伸び切りはもしかしたら甘いかもしれないけど、僕の体感ではレース足がいい」と好評価。選手間で評判の伸びだったのが安達裕樹。「チルトは2度のまま。伸びるけど、Sが難しい。手応えがあるというか、伸びるので、全然ありだけど、初日をどうするかは枠を見て考える」と話していたが、ドリームは3号艇と知ると「それも朝の成績次第だね。色々調整もしてみる」と。どんなセッティングで臨むのかにも注目だ。

山田祐也もメーカー機のひとつをゲット。「比較はそんなに悪くない。安達選手が少し直線がいいけど、他とは変わらない。大きく悪い部分もない。起こしが少し重いのも、前検ということを考えたらこんなもの」と、いかにも穴党ファンが飛びつきたくなるようなコメントだった。

予選ドリーム戦の出走表はこちら 常滑12R