準優へ滑り込んだ大瀧明日香が機力の上積みに成功

ボートレース下関の海響ドリームナイター「下関市議会議長杯争奪クリスタルカップ」は24日、準優勝戦をメインに5日目が行われる。準優1号艇をゲットしたのは、9R川上剛、10R原田篤志、11R久田敏之。ボーダーは5.83で、和田拓也が惜しくも次点だった。

準優9Rは仕上がり抜群の川上が不動の軸で、「回り足がえぐい。前半6Rは普通なら差されて2等の展開ですからね。ペラはたまたまだけど、うまく調整できている。台風でも来ない限り、ペラはこのまま」と特にレース足は文句なしだ。

準優10Rは地元の原田が1号艇。今節はインに2度入ったがどちらも逃げ切れなかった。「足は悪くない。ターン回りが良くなっている。伸びは普通。操縦性が良くて、バランスは取れている」と機力は中堅上位止まりだが、3度目の正直で逃げるとみる。

準優11Rは0台のスタートを連発しているシリーズリーダー久田で鉄板。「回った後の二の足はいい。伸びはいい人がいますね。新良一規さんの方が気配がいいし、後藤美翼選手も伸びは良さそう。何人かいい人がいて、それを除けば一緒くらい」と足は上位の次くらいか。

予選18位で準優に滑り込んだのは大瀧明日香。「調整し直して、今日が一番良かったと思う。乗った感じも良かった。ただ、前半は自分が下手すぎですね」と舟足は良くなっている。後藤は準優に間に合わなかったが、足はまずまず。「直線がいい。スタートして伸びる。ペラを叩いて、回り足も良化。重さが取れて、道中は引き波でも前に進んでいた。悪くない。19％って感じではない」と、十分戦える雰囲気だった。