激戦の女子レースを制した大豆生田蒼の活躍に期待

ボートレース常滑のGⅢ「第10回イースタンヤング」は12日に予選2日目が行われた。佐々木翔斗が6・4枠で連勝。「2走とも展開ですよ。足は普通ぐらいで、中堅はあります。乗り心地は大丈夫。しっかりしています。上積みを狙って今の状態を壊したくないけど、また気候が変わるので、それに合わせて調整します」と2連対率30％の22号機を思えば十分な動きだが、現状に満足することなく調整を続ける構え。今節のダークホースになるかもしれない。

ドリーム戦を制した吉田裕平は「3Rはすごく良かった。このメンバーでは一番出ていたし、スリットから出る感じがあった。ハナを切ればまくれると思ってたけど、全速で行きたかったのでSはタメていった。昨日が全然ダメだったけど、ペラを鬼しばいて行ったらレース足も良かった。(優勝戦1号艇だった)GⅡの時もすごかったけど、機力のポテンシャルで言ったらその時にも引けを取らない」と、エンジンの本格化をアピールした。

2日目12Rの女子戦はインから先に回った高田ひかると、2コースから差した大豆生田蒼で熾烈な首位争い。接戦を制した大豆生田は「たまたま勝てました。回転を上げるようにペラを叩きました。回り足がいいですね。出足、伸びも悪くはないと思います」と謙遜していたが、仕上がりは相当なレベル。一方の高田は、「Sを行き切れませんでしたね。そのぶん、1周1マークも外してしまった。まめ(大豆生田)さんとは足色が違いましたね。伸びは私の方がいいと思うけど、出足はまめさんの方が良かった。今の伸びを維持しつつ、出足を少しでも良くできればいいですね」と話す｡この両者を筆頭に、女子選手の頑張りがシリーズをさらに盛り上げてくれそうだ。