アクシデントが多発する中、山崎郡が得点率トップで予選をクリア

ボートレース浜名湖の「デイリースポーツ杯」は8日が予選最終日。予選突破へ向けて各レースで熱い火花が散り、事故が多発した。2Rでは稲田浩二がプラス01のスリットオーバー。接触などのアクシデントが頻発し、なんと7人が途中帰郷。今節は合計で11人が途中帰郷という異常事態になってしまった。

そんな波乱を尻目に、4日目もまくり連発でW白星を挙げた山崎郡が得点率トップで予選をクリア。重成一人は4日目2着2本と勝ち切れなかったが、ここまでの貯金がモノを言って予選は2位。その重成を予選ラストの12Rで破った竹間隆晟が最後の準優1枠に滑り込んだ。

5日目のメインはサバイバルレースを勝ち上がった18人による準優勝戦。10Rは出足抜群の竹間がデビュー初優出に1枠からチャレンジ。舟足に関しては「総合するとデビューして一番いい」と豪語しており、冷静にスタートを決められれば初めての優出を決める可能性が高い。その竹間に待ったをかける存在となりそうなのはドリーム組の近江翔吾と、機力がいい桑原将光か。

11Rは予選ラストの雪辱を期す重成が今度こそ逃げそうなムード。2枠には地元の金子良昭が座るが、舟足は「中堅あるかないか」の自己評価で再整備を示唆。この成果が準優の結果にも直結しそうだ。逆に序盤から伸び足を軸に好気配を示すのが木下陽介で、課題のスタートが決まれば一発も十分ありそうなムード。

12Rは機力超抜クラスの山崎が不動の中心で、ここは2着争いが焦点のレースとなりそうだ。