予選トップ争いは重成一人と山崎郡の一騎打ちに

ボートレース浜名湖では7日に「デイリースポーツ杯」の3日目が行われた。

梅雨の間の晴天に恵まれた開催3日目。気温も20度後半を示しパワー不足の機と組む選手にとってはタフな条件に。決まり手別にはイン逃げが6本、まくり差しが3本、まくりが2本で差しが1本。3連単万舟券は1本のみという結果になった。

3日目に連勝を飾ったのは重成一人と山崎郡の両者で、ポイント的にもこの両者が3位以下を大きく引き離し両者得点率9.83で並び予選最終日へ。予選トップ通過の座もこの両者に絞られた形で、残す枠番的には5、1枠の重成が有利だが、山崎には位置不問で戦えるだけの抜群パワーがある。両者の機力評価も「言うほどは出てないし、自分では普通」というのが重成なら、山崎は「出足も伸びもどっちもいい。これはエース機になると思います」と両者の表情は対照的。このままだと両者の直接対決は優勝戦までなさそうだが、重成にとっては優勝するなら山崎よりも内枠で迎え撃ちたいだけに、しっかりと予選首位の座を勝ち取ってシリーズ後半戦を迎えたいところだ。

この両者が準優1枠へ順当に収まりそうで、残り準優1枠1議席を現在得点率3位の池田雄一以下、6位の近江翔吾あたりまでで争うこととなりそう。ボーダー付近に目を向けると初日DR組の稲田浩二が現在17位。ただ3日目は「前半は何もなかったけど、後半は上向いていた」と舟足の上積みに手応えを得ていたなら、しっかり準優ボーダーはクリアしてくるはずだ。