小畑実成は行き足に手応えでオール2連対をキープ

ボートレース下関「創刊75周年記念スポニチ金杯争奪戦 準優進出バトル」は5日に3日目を開催する。

初日連勝の中田元泰が負傷のため帰郷する中で、市川哲也と深川真二がリズムアップ。まず市川は6号艇の1回乗りだったが、4コースまくりで今節2勝目をゲットして不利枠を克服。2日目を終えて得点率トップを快走している。深川は初日のドリーム戦で惜しくも2着だったが、2日目に今節初勝利を挙げた。「ペラを叩いて、こっちの方がいい。乗り心地も良くなっているし、出足、行き足も少しずついつもの感じになってきている。伸びも展示では中田君が一艇身くらい出てきたけど、本番は少し出られるくらい。持たせられる感じはある」と上積みに成功。SG覇者の2人が舟足を整えてきた。

初日からオール連対をキープしているのが、小畑実成と安部慎一の両者。小畑は行き足、安部は実戦足がいい。小畑は2日目のイン戦で2着だったが、機力には手応えあり。「ターンの抜けが悪くて1M入られてしまった。でも、悪い足ではない。行き足はいい」とコメント。安部は「初日よりいいけど、まだ引き出せていない。回転は上がってきたので、足につながってくれればいいが」としていた。

小畑を破った泥谷一毅はレース足が良さそうで「ターン入口の感じはもうひとつだったけど、そこからの返りは良かった。行き足も初日より良かったし、足は中堅は十分にある」と強調。当地で初Vを飾るなど好相性の山川雄大はイン逃げに成功。勝率のないエンジンだが、「手前に持ってきて反応があった。ピット離れ、行き足は軽快ではないけど、回ってからのつながりはいい。伸びも悪くなく、下がることはない。下関は乗りやすいので、乗り心地よりも足重視で調整している」と足はまずまず。

なお、高橋正男も病気のため帰郷した。