宮地元輝
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大村

宮地元輝が渾身の差し切りVで歓喜のガッツポーズ/大村モーターボート誕生祭

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節一パワーだった椎名豊がまさかのターンミス。誰が想像しただろうか。レース間の特訓でもスリットから出て行ったほど、強烈に仕上がっていた。S展示でも外から出られる気配は一切なし。本番もインからコンマ03のトップSを決めて、1Mに届いたまでは完璧だった。まさか、まさかターンを外すとは…。

そこを逃さなかったのが宮地元輝。素早く差すとバックではグイグイと前に出た。2Mを回ってからは一人旅だ。ゴールした瞬間は、GPシリーズを制した時と同じように派手なガッツポーズで声援を送るファンに応えて見せた。GIを勝ったのは昨年9月。そして12月にはSG。今度はGⅡだ。「まだGⅢは勝っていないので、GⅢのあっせんをよろしくお願いします(笑)」と宮地節も飛び出した。GI初Vからわずか7か月で、これほど勝つとは。そして、いずれも1号艇での勝利ではないってこともすごい。2023年も宮地からは目が離せない。これからはSGロードが待っているぞ。

椎名は安定板が着いていた準優はチルト05だったが、安定板が外れた優勝戦も05で行った。これがターン足に影響したのか。いや、1号艇で優勝するために最善の策を取ったはず。勝負は下駄を履くまで分からない。

優勝戦の結果はこちら 大村12R

優勝者コメント・宮地元輝

「誕生祭は伝統のレースですし、大村で勝てて良かったです。椎名君が伸びをつけていたみたいで、回り足が怪しかったですね。予期せぬ優勝でうれしいですね。オーシャンカップも勝負駆けでしたし、クラシックも権利を取れた。SGに定着したかったので、この優勝は大きいです。(表彰式は)シリーズの時よりもお客さんが多くて、本当にありがとうございました」