村田修次
村田修次

順調な仕上がりも調整に悩む村田修次/津ツッキー王座決定戦

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「温水パイプがつくと感触が変わりますよね。今まではパイプがついていない感触を求めるあまり、調整がおかしくなってしまった。でも、前走地の浜名湖あたりから分かるようになってきたんですよ」と村田修次は最近の自分に光を見つけ始めている。とはいえ、村田のキャリアは名人世代。当地でもマスターズチャンピオンに輝いたこともある。そんなベテランでも毎年繰り返される温水パイプの付け外しで、調整に迷いが出るものなのか。「引退した師匠である、山口雅司さんにも言われてますよ。『一生悩むところだから』って」と苦笑い。単純な2気筒エンジンだからこそ、微妙な調整でその仕上がりも変わってくる。また、エンジンの仕様もペラ調整のルールも、幾度となく変わってきた。今節は順調な仕上がりを見せてはいるが、『今日の正解は明日の不正解』でもある。また、悩みながらペラを見つめる日々が待っている。

「大事な2走」と3日目を重要視していた松井洪弥は、前半の6枠を3着で乗り切りほっと一息。「エースボートの恩恵ですか?目に見えて伸びる感じではないけれど、クイッと回れる感じがあります。多分、ボートのおかげでしょうね」と笑う。「もともと72号機は出足型。回ってからの足でタイムもいいですからね」と動きには絶対的な自信を持つ。A1級キープは絶望的となってしまった今期。だが腐っている暇はない。今節のチャンスをしっかりと活かし、2021年徳山ヤングダービー以来の記念準優へ駒を進めたい。