初日ドリームは井口佳典が勝利/津ツッキー王座決定戦

ボートレース津のGI「開設71周年記念 ツッキー王座決定戦」は9日に開幕した。

初日12R「ツッキーDR戦」は井口佳典がコンマ09の激発を決め逃げ切った。だが、エンジン気配は2着に入線した今垣光太郎の方が上だった。展示から圧巻の伸び方を見せ、道中も力強く井口を追えていた姿は印象的だった。

予選組では松山将吾に中澤和志、そして高田ひかるが文句なしの動き。この3選手は常に舟券の対象から外れないだろう。1人連勝を決めたのが黒野元基。昨年の東海地区選で連勝はあるが、GⅡ以上のレースで開幕連勝は自身初めての出来事である。今年3月に多摩川GIで記念初優出を果たしたが、今年は一気に記念戦線で名前を売ってきそうな予感が漂う。

2日目の12R「ツックンDR戦」は峰竜太が絶好枠へ指名を受けた。初日は3、6着と苦戦を強いられただけに、このドリーム戦は早々に勝負駆けの意味合いを含んできた。「出足はいいですよ。伸びももっと良くなる可能性はある」と、機力的な不安はないだけにファンの期待に応えたい。エース機の篠崎元志は初戦5着に敗れた。「出足は勝率を考えればもっと良くなると思う。伸びはいいエンジンの気配はありますよ」と成績以上の感触は得ている。2日目ドリーム戦は6枠で人気薄となるか？ それなら狙う手も十分ありだ。