松井洪弥が前検好感触/津ツッキー王座決定戦

抽選結果が記者席にファクスされたとき、真っ先に行方を捜したのが60号機。篠崎元志が射止めたが、前検気配はこちらの期待通りとは行かなかった様子。「もらったままのチルト0.5度で特訓に行ったけど、スタートもしづらかった」と、3本のS特訓はコンマ04、17、36と届かない印象。ただ、モノがモノである。前節は低調機戦で使われず、60号機は22日ぶりに水面へ降ろされた。ありがちなことで、久し振りに動いたエンジンは前検で回転が上がってこない。だが初日になればそんな不安はなくなるため、前検とは動き一変となるはずだ。

60号機と双璧の立ち位置になる72号機は松井洪弥。「回転が出ていない割には出て行くし、伸びもいいみたい」とにやり。「もっと行き足から良くなりそう」と期待で胸が膨らむが、このエンジンは回り足が元々の持ち味。どちらも求める事が可能。今節は欲張りな調整にチャレンジだが、大きな手助けになりそうなのがエースボートだ。初日1R1回乗りは残念、正体がばれる前に外枠で絡んで欲しかった…と言うのは勝手な要望。とりあえず1号艇を菊地孝平相手に逃げて、今節ダークホースとなり得るか。