今井美亜がトップ級の足

ボートレース常滑の「ボートピア川崎開設記念競走」は25日に初日を迎えた。メインの12Rの予選ドリーム戦は、絶好枠の仲口博崇がインからコンマ08のSを決めて逃げ快勝。初戦5着の大敗をキッチリ巻き返した。「Sはばっちりだったけど、行き足は安定していない。試運転ではそこそこになった気がしたけど、レースでは回り足がない。競る展開になると苦しいね」と依然として機力は厳しそうだ。

ブイ際を冷静に差した杉山裕也が2着に入り、ドリーム戦は地元勢ワン・ツー決着となった。しかし、杉山も前半は女子レーサーの上田紗奈に肉薄されており、「ペラで起こしは良くなったが、かかりの部分で跳ねているし、出足が甘い」と機力は発展途上のようだ。

機力的には女子選手が優位。特に快速20号機を駆る今井美亜はトップ級の足に仕上げてきた。「ペラはけっこう叩いた。出足が良さそうですね。行き足は昨日よりも断然良くなっている」とニッコリ。高田ひかるも初戦でいきなり3コースまくりを決めた。「間に合いましたね。スローからいいダッシュでいけたし、良かったと思う。ちょっと合ってないと言うか、ターンで少しロスするところがあるので、もう少し合わせたい。競らないでも、いい足に仕上げたいですね」と、さらなる伸び強化を狙っている。