高憧四季が悲願の初Vを目指す/下関ヴィーナスシリーズ第23戦

熱戦を繰り広げてきた海響ドリームナイターのボートレース下関「ヴィーナスシリーズ第23戦北九州下関フェニックス杯」は18日が最終日。12Rで優勝戦が行われる。

5日目の準優では、チルト3度で伸び節一の堀之内紀代子が4着に敗れる波乱があった。「スタートを放ってしまった」と堀之内はがっくり。「スリットでスタートを放ったのが敗因。チルト3の3カドは初めてで時計の見え方が違いますね。ペラもやり過ぎたかも」とうなだれた。

優勝戦は予選を首位でクリアして、準優もインからしっかり逃げた落合直子にチャンス到来。F持ちだが、準優はほぼ完璧な逃げを決めた。「準優はいつもの下関の形に戻した。こっちの方がスタートがしやすいし、ターンもこっちの方がいい。微調整で行く。スタートは1艇身全速で行きたい」とスタートは無理できないが、イン1着率が80％でかなり高い。押し切りVに期待だ。

高憧四季は悲願の初Vを目指す。準優は西橋奈未の鋭いまくりを受け止めて逃走した。「エンジン本体がいいですね。転覆の影響はなく、全部の足がいい。特にターン回りがいいですね。今節は新ペラのままでギアもしていません。優勝戦もこのまま行くつもりです。Sもだいたい勘通り行けています」とコメント。「堀之内紀代子さんがいるので、優勝はちょっと難しいと思うけど、自分の持っている力を出し切りたいですね」と話していたが、その堀之内は優出に失敗。高憧にとっては追い風となるか。

エンジンが出ている小芦るり華は2度目のVを目指す。「夜の方が体感がいいし、調整も合っている。足は出足、行き足、つながりがいい。上位だと思う。伸びは普通」と言うなら、カドから最内を切り込んでVを狙う。

優勝戦の出走表はこちら 下関12R