浜名湖
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後藤浩が横綱相撲で押し切りシリーズの幕を閉じた
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気温の変動が激しく、予選3日目には安定板も装着。序盤は高配当が連発、事故も続出して波乱続きのシリーズだったが、最後は予選トップ通過からファイナル絶好枠に座った後藤浩が横綱相撲で押し切りシリーズの幕を閉じた。序盤からレース足は軽快で安定感ある取り口を見せていたが、予選ラスト5着以上で予選トップが確定と言うレースで、道中は6番手だったが「5着勝負というのは知ってたし道中必死でした」と4着に押し上げて自らの手で予選トップを勝ち取るなど、舟足と共に勝負どころを知るベテランらしい冷静な立ち回りも光ったシリーズでもあった。またオールB級、つまりA級が不在でシード番組全盛の中で珍しくそれがなく今節にかける意気込みと言うのもそれぞれ強かった印象。それがゆえの事故多発という側面はあったが、ピット離れを含めて進入の駆け引きが面白いレースが目白押し。来年度以降も当地の名物レースとして定着していくことだろう。
最後にバースデーVこそならなかったが、最年長優出記録を更新するなど間違いなくシリーズを盛り上げた1人である高塚清一。今節も、前半レース後に調整が必要と思えば着替えもせずにすぐペラを調整、優勝戦の日も1Rの前から試運転に出るなどレースに向けての準備を入念に行っていた。優勝戦は3着争いに競り負け「所詮こんなもんだよ」と笑いながらのレース後談話も、節イチ級の足を誇った河合三弘を相手に接戦を演じたのだから賞賛されてしかるべき。個人的な観測、希望でもあるが、近い区切りとしては1965年11月のデビューなのであと約2年8ヶ月、レーサー生活60周年を迎えるその時も今節と同じ元気いっぱいの走りを見せていることだろう。
優勝コメント・後藤浩
「正直にうれしいしホッとしました。初日からいい調整ができて、安心してレースができた。優勝戦はスタートで遅れたら何もないと思って集中して行きました。今節は知ってるメンバーで陸の上は楽しかったけど、レースはみんな得意技を持ってるので。これからも1走1走を大事に走ります」