予選トップ通過は佐藤旭

ボートレース常滑の「第4回サンゴくんカップ」は4日、予選が終了。トップ通過は佐藤旭で、オール3連対に着をまとめた。そんな佐藤旭の57号機は今節のワースト機。勝率4.20、2連対率13％のエンジンがここまで動くのは驚きだ。「前節の松本庸平選手が直してくれている。エンジンの勝率以上で、足はいい。スリットの上がりがいいし、回ったあとのつながりが良くて、直線がいい」と仕上がりは上々。当然、準優も気合いが入る一戦だ。

2位通過は山田晃大で「足は自分好みでいいが、展示タイムが悪くなり、伸び寄りからターン寄りになったかもしれない」と、機力的には上位の一角を形成。連勝は3でストップも、3位通過は山下昂大。「伸びいいですね。あとはSだけ。全速なら伸びていくけど、ちょっと奥で伸びてるので、もうひとつ手前に持ってきたい。そこは起こし位置で調整しようかな。明日(3日目)もこれでいくと思う」と準優も強伸びで勝負に出る。

ただ、準優は全て波乱含み。10Rは山下が外へ出るならインは自然と大山千広へ。「回ってなかった。もう少し回転を上げたい。合えば乗り心地がいい。他の足も普通あるので戦えます」と、インさえ手に入れば逃げ切るだけの足は十分。11Rも快速・高田ひかるがいる。2日目前半は3カドまくりを決めており、ここも3枠。「Sが自信を持って行けてないので、Sだけ集中したい。直線・ターン回りもいい。枠に応じて調整はする。基本は伸び型の調整です」と一発もありそうな雰囲気。12Rには西島義則がいる。勝負所で西島が折り合った進入をするとは思えない。「舟足は変わっていない。伸びは普通ぐらいで、行き足がいいまま。選手の腕が悪いだけじゃね」と話すが、準優は何かやってきそうだ。