高田ひかるが前検一番時計

ボートレース常滑の「第4回サンゴくんカップ」が3日に開幕する。予選ドリーム戦の1枠に指名された西島義則が、エース候補の45号機を引き当てた。前検は向い風が吹き荒れる中、西島は抜群のS練習を披露。「ペラは好きな形ではなかったので、乗る前に叩いた。この風でもSが届いていた。行き足系のペラに叩いて悪くない。伸びはいらんからね。これでいってみる」と早くも手応えを得ていた。

同じドリーム組の高田ひかるが6秒49と破格の一番時計を叩き出した。「ペラを自分の形に叩いて行って、足は悪くない。まだ回転域が合ってないので、ペラを含み本体も点検する」と話す。調整途上だが、仕上がればどんな快速足になるのか。ドリーム戦は西島との一騎打ちとなるのか、注目したい。

3節連続でチルト3度で使用されている39号機を引いたのは山下昂大。高田には及ばなかったものの、前検タイムは6秒50。「チルト3で伸びてはいた。まだ分からないけど、1走行ってみたい。あとは自分が乗れるように合わせられるか」と、まずは様子見。初戦は1号艇だが、果たしてチルト3で勝負するのか。

他では佐川正道が選手間で評判の足。「特訓の体感は良かった。でも、起こしで鳴き気味。ペラを見て微調整してみる」と本人もまんざらではない様子。早川尚人、齋藤和政、土屋実沙希も上々の雰囲気だ。