平和島
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中谷朋子が堂々の押し切りV/平和島オールレディース
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今節は安定板が使用されるほどの強い向い風が吹き荒れた初日に始まり、2日目は雪、3、4日目はそれまでの気候が嘘のように暖かくなるなど、めまぐるしくコンディションが変化する一節だった。
それだけに調整に苦しむ選手の姿が多く見られ、深川麻奈美、土屋南、清水愛海ら多数のA級が準優漏れ。主役格の平山智加や魚谷香織も準優出こそ果たしたものの仕上がりに頭を悩ませていた。
対照的に、評判機を手にした塩崎桐加や加藤綾らはそのパワーを遺憾なく発揮してシリーズを沸かせ、両名はともに優勝戦まで駒を進めた。また、本人は不満こそ漏らしていたものの中谷朋子も予選から準優まで3連対を外さない活躍を続けて優勝戦1枠を手にし、ベテランらしい対応力とレース運びを随所に示していた。
地元勢ではDR組の廣中智紗衣に加え、今節は従来のスタイルとは異なる回り足系のペラで臨んだ清水沙樹が活躍。清水沙は5日目前半の事故の影響も見せずに準優を2着で突破し、地元勢としては唯一となる優出を果たした。
今回は津で開催されるレディースチャンピオンの出場権がかかるという事もあり、三重勢の塩崎や加藤は特に気合を見せていたが、最後はインに座った中谷が中へこみのスリットにも動じることなく堂々の押し切りを見せ、自身通算25回目、当地通算では3回目の優勝を飾っていた。
優勝者コメント・中谷朋子
「ホッとしました。ここまで(風が)吹くとスローは難しかったけどあれだけしっかりかかっていればまくられることはないと思って(1Mは)落として回れた。優勝をいっぱい重ねてまた大きな舞台で走りたい。(ファンに向けて)寒い中、たくさん残って頂いて、手を振って頂いてありがとうございました。また平和島に来たときに一生懸命頑張ります」