地元の中山雄太が得点率トップ

ボートレース常滑「INAX杯争奪第34回とこなめ大賞」は5日、3日間の予選を終え、得点トップで準優進出を決めたのが地元の中山雄太。「自分でも何が何だか…。結果もだし、レース内容も…。昨日も今日もまくられて普通なら終わってるところなのに、あれで入っていけるんだから操縦性はいい。Sもいけてる訳じゃないし、足的にも普通か少しいいぐらいなんですよ」と機力以上の成績を残した。準優メンバーを見渡し、「後藤正宗さんがイヤだし、後藤隼之がピット離れ仕様とかしてくるかもしれないし…。でも、梶野学志さんが壁になってくれるので、あとは自分次第。Sしっかり決めたい」と闘志を燃やす。

3日目のハイライトは10Rだった。5コースから池田雄一が目の覚めるようなまくり差し。ジカで引き波に沈められた河村了は、「峰竜太みたいなまくり差しだった。あれをやられると2・4コースは死亡。僕も初動で滑ったのはあるけど、それ以上に池田さんがすごかった」と脱帽。当の池田は、「前半(1号艇でまくられ4着)も足は良かったんですけどね。前回の常滑で1号艇でフライングを切ってるから、どうしても思い切っていけなかった。今節はダッシュの方がSはいけるし、レースもしやすい。出足系統が良くて、準優でもチャンスがあると思ってる」と準優11Rは同じ5号艇となり、何やら気になる存在に。このレースを受けて河村の闘志にも火が付いた。「正月レースの準優で2コースから失敗してるので、今度は僕が2コースから峰みたいなターンをしたい」と。準優10Rの2号艇・河村にも注目したい。