V候補の西村拓也が前節V機をゲット

ボートレース常滑の「スポーツ報知杯争奪第13回ビクトリーカップ」は21日に開幕する。Vの本命候補・西村拓也が、前節の優勝エンジン15号機を引き当てた。「不満はなかったですね。何もせずに行った。班で足は変わらない感じはしたけれど、どこも悪い所はない。ただ、余裕があるという感じでもないですよ」と、抜群とはいかないまでも、十分戦えるレベル。この15号機は赤岩善生が整備・調整して一変した実戦向きのエンジン。レースになれば出足の威力を発揮するはずだ。

初日メインの予選ドリーム戦で、1号艇に選ばれたのは細川裕子。「ドリームの1号艇で乗れるのはうれしいですね。足は普通で、出ることも下がることもなかった。起こしも悪くないけど、特長はない。しっかり調整を合わせていきたい」とキッチリ逃げるには少しでも上積みさせたいところ。

地元からは本多宏和、吉田裕平も予選ドリーム戦にエントリー。「前節の住之江はエンジンが良かったけど、今節は良くないかも。体感が良くないし、自分の乗ってる感じが良くない。とにかく乗りやすいだけで、押してない」と言うのは本多。吉田は、「違和感が色々ある感じ。S特訓の足は普通ぐらいだが、ターンの立ち上がりが鈍い。ペラが自分の好みじゃないので調整する」と、こちらも課題が多そうだ。

ドリームメンバーから漏れたとはいえ、北川潤二、坂元浩仁もV候補。北川は「まだ何とも言えないが、S特訓の足は下がることはなかった」と話し、坂元も「体感は重たかった。まだ1回も本体を割ってなかったので、整備した。悪かったわけではない」と。今節はいつも以上に地元の層が厚いシリーズだ。