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今節は男子と女子と別で争うW優勝シリーズ。まだ使い初めて間もないエンジンだが、エース機候補と目されるエンジンはこぞって女子選手に手渡った。中でも抜群の破壊力を有するのが45号機。引いたのは宮崎つぐみ。S練習でもグイグイ伸びていく足を見せた。当の本人は、「まだハッキリとは分からないけど、下がることはなかったです」と。これがレースをしていくうちに、どんなコメントに変わるのか楽しみにしたい。
この45号機に迫ろうとするのが正月レースVの48号機に、正月レースでトップ級の伸びだった60号機だ。48号機が寺島美里、60号機は中村かなえが引き当てた。寺島は、「常滑へは5年以上来てないので、駅からの道も迷いました」と笑いからトークが始まったが、「すごく乗りやすいエンジン。伸びはいい人にやられるけど、自分向きですね。池田浩二さんのペラは意外とスタンダードで、自分の形にも似ているので調整しやすそう」と手応えアリの表情も見せた。コメントの中に出た"いい人"こそ、60号機の中村だ。中村は、「寺島選手と足合わせして直線は強い気がした。重たかったのでもう少し乗りやすくしたいけど、すごく乗りづらい訳じゃない。エンジンに力はあるのかな」とこちらは強伸び気配。「今年は優勝したい」と話すが、案外、今節でその望みが叶うかもしれない。
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