男子ドリーム戦1号艇は杉山正樹/常滑名古屋グランパスカップ

ボートレース常滑「名古屋グランパスカップ～男女W優勝シリーズ～」は10日に開幕する。初日のメインは男子の予選ドリーム戦。A1級5人に、A2級の横澤剛治が6号艇に組まれて対戦する。ドリーム戦1枠の指名を受けたのが当地をホームプールとする杉山正樹。引いた46号機はここまで3節使用され、勝率2.40、複勝率0％と全く結果が出ていないエンジン。それでも杉山正は、「思ったほど悪くなかった。若干下がる感じはあるけど、極端に悪くはないと思う。ただ、良くはないですね。乗り味は良かった」とそこまで心配することはなさそう。エンジン出しを得意とする杉山正なら、水準以上には持ってくるだろう。

2号艇の柏野幸二は、「今節、いいところにいけるように調整して、頑張ります」といつも通りの対応。3号艇の徳増秀樹は6秒62の前検一番時計をマーク。しかし、「時間がなくて何もできなかった。いろいろとおかしかった。時間をください」と明言を避けた。4号艇の岩瀬裕亮は、優良エンジンのひとつをゲット。それでも、「重いし、舟の向きが良くない。ペラの形が違うので、自分の形に叩く。エンジンは点検をする程度で、外周り中心にやって、舟足のバランスを取りたい」と赤岩善生の調整では合わないようだ。

5号艇の竹井貴史、6号艇の横澤は数字だけ見れば勝率6点、複勝率50％超えのエンジン。ただ、動いていたかと言われると、そうでもない。竹井は、「ひとりで乗っている分にはいい。乗り心地はいいけど、行き足から直線は物足りないので欲しい」。横澤は、「素性はいいエンジンだと思う。ただ、そのまま乗って今日のコンディションに回転合ってなくて、ペラ調整したけど回転足りずSが届いていなかった。まず回転を合わせていきたい」と話す。

今節を占う上でも大切な一戦、もちろん初日一番の注目カードだ。