中辻崇人が優出一番乗りに手応え

ボートレース下関で開催されている4日間短期決戦の「巌流本舗杯」は8日、準優戦が開催される。9Rは予選を3位でクリアした中辻崇人が軸。10RはF持ちだが初日からオール2連対の藤原啓史朗が逃走。11Rはエース白井英治を中心に推す。

まず、準優9Rに1号艇で登場する中辻は2日目に機力が急上昇。豪快なまくりを決めた。今期は不調だったが「久々にいい」と笑顔を見せた。舟足については「しっかりとターンができるわけではないけど、足はいい。行き足の方がいい」とコメント。直近のイン1着率は83％とかなり高い。逃げて優出一番乗りを果たしそうだ。

準優10Rの1号艇・藤原はF持ちだが、安定感抜群の走りを見せている。「前半は伸びに寄せて伸びは良かったけど乗れなかった。初日後半がバランスが取れて良かったので、その方向で。足は抜けてはいないけど出足も伸びも良くていい部類。スタートはほぼ勘通り」と強調していた。

準優戦の最後の11Rではグランプリ覇者の白井が主役らしい走りを披露してくれるだろう。今節は伸びがしっかりしており、豪快なまくりで快勝するなど、乗りっぷりもいい。「足自体は悪くないと思います。ペラは自分の形に叩いてるんですけどね。もうちょっと、いい音させたいですね」と話していた。

2日目にハッスルしたのが松本真広。原田篤志が仕上げたエンジンを乗り継ぎ伸びは超抜で「エンジンが良かったし、伸び型に調整して伸びがすごく良かった。ただ、回り足は良くなかった。舟が返ってこないし進んでなかった。外枠以外では使わないと思う」と、課題はありながらも手応え十分の様子で初優出なるか注目だ。