白井英治が堂々の連勝発進

海響ドリームナイターのボートレース下関「巌流本舗杯」は6日に開幕した。1R発売中には「白井英治選手グランプリ優勝報告会」が場内で開催され、大勢のファンが駆けつけた。GP初制覇について白井は「とにかく落ち着いて走れたことが大きい。いまはすごく実感がわいている」とファンに報告。年末に馬場貴也を逆転して「最多賞金獲得選手」となり、初の「賞金王」となった。今年の目標については「厳しい戦いになるが、必ずグランプリに出て、連覇を目指してしっかりやっていく」と力強く話した。

その白井と山室展弘が1着を2本並べて連勝発進に成功した。まくりと逃げを決めたエース白井は伸びが抜群にいい。特に前半は一気に伸びて内枠勢を攻略した。GP覇者が力強い走りで3節連続Vへ突き進む。舟足については「足は伸び型で悪くない。エンジンは問題ない。ただ、自分の形にペラを叩こうと思う」と話した。展示タイムが出ている山室も伸びが良さそう。谷村一哉のイン戦をまくり差しで攻略したレースはすばらしかった。

江本真治と藤原啓史朗が2連対にまとめた。江本の「下がる」とコメント。舟足はいたって平凡だ。藤原はドリームで大峯豊と中辻崇人に競り勝ち2着でゴール。大外から見せ場を作った。「ペラは微調整だけした。悪くはなくていい部類に入ると思う。少し回っていなかったのでペラで回転を上げる」とコメントした。レース足は良さそうだ。2日目は早くも予選最終日(10Rまで)を迎える。

なお、大庭元明は負傷のため帰郷した。