池田浩二が上位級エンジンを獲得

シリーズの大本命・池田浩二が引いたエンジンは48号機。これまでの2節で、上位級の動きを見せた注目エンジンのひとつだ。「現状ではいいところはない。S特訓の足は下がることはなかった。エンジンを見る。(S特訓後)ペラは叩いたが、まだ途中で終わっていない」と。何とも池田浩らしいコメントだが、S特訓では軽快な行き足に映った。少なくともドリームメンバーで足負けはない。となれば、当然シリーズをリードしていくことになる。

ドリームメンバーで好感触を口にしたのが柳沢一に鈴木勝博。柳沢は、「エンジンは全然、悪くなかった。ペラはもう叩きましたけどね。足合わせは北野輝季、吉田裕平より強めだった」と。鈴木勝は、「ペラはすぐに叩いた。これぐらいかなって形にした。足に関しては普通は十分ある。ターンの一瞬の体感は良かった」と話した。

一方、渋い表情だったのが磯部誠と北野。「音がおかしいし、足もおかしい。エンジンを点検したが、直るかどうか。これではペラまでいけない。厳しい節になりそう」が磯部。北野も、「試運転から劣勢。ニードル調整してS練習に行ったらそこまでではなかった。ターンは外している感じはないが、チルト0で直線で余裕がなかったのは気になる」と。共に機力アップは欲しい。

予選組で大注目は河村了。引いた45号機はこれまで別格の伸びを見せたエース機候補。「すごい出て行くとかはないけど、悪くなかったし良いエンジンの雰囲気はある。チルト0だったけど、マイナスでも乗ってみる。グランプリ組に1回土を付けたい」と話すが、そのグランプリ組の脅威になる可能性は十分の足だろう。