中澤和志
中澤和志

江戸川

中澤和志がベテランらしい走りでシリーズを締める

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最終日の当地は1日を通じて追い風のコンディションだった。しかし、最終レースを迎える頃には風速も穏やかになりつつあった。

優勝戦で期待を背負ったのは1号艇の北野輝季。北野は今年V4を挙げており、この日は年間5V、そして当地初の優勝がかかっていた。なお、これで当地は前々節の石倉洋行、前節の西村拓也に続いて3節連続で年間V5がかかる選手が1枠に座った。

本番では枠なり3対3の進入から2号艇の黒崎竜也がスリットでやや後手を踏んで中へこみの隊形に。4号艇の山本寛久が準優同様に果敢に握って攻めていき、応戦するように回った北野は1Mでターンが膨らんで、ガラ空きとなったところを3号艇の中澤和志がまくり差しのハンドルで突き抜けた。中澤は2Mを冷静に回って独走態勢に入り、気合満点で足も完調モードだった北野に土をつけた。

なお、2着には立て直した北野が、3着には最内を突いてバックストレッチで浮上した6号艇の末永由楽が追いすがる黒崎、山本寛を振り切って入線。3連単3-1-6で104.9倍という好配当決着となった。

中澤はこれで通算72回目、当地通算では5回目のV。仕上がりこそ中堅上位レベルだったが、2連対率20%台のエンジンを立て直して本番でも冷静なレース運びを見せるなど、ベテランらしい走りでシリーズを締めくくった。なお、中澤は年明けに周年、関東地区選と立て続けに当地での記念に参戦する予定。大舞台に向け得るものも多い一節となったことだろう。

優勝戦の結果はこちら 江戸川12R