江夏満が良機で4走3勝の好発進

「ニッカン・コム杯」は12日が予選(9Rまで)最終日。初日から4戦3勝の江夏満が得点率首位を快走している。エンジン勝率はないが、エース級のボートのおかげか、レース足は抜群。「ボートのおかげです。舟の向きがいい。前半はあんなにいい角度で入れるとは思わなかった。いいスピードで入れたのでバックでも伸びた」。前回企業杯優勝戦でFを切ったばかりだが、2日目は連勝でゴール。F持ちで死角はスタートだけか。

江夏と同じく2日目連勝の松崎祐太郎が2位に浮上。「初日より良かった。ターン回り系が良くなった。直線も普通はある」とコメントしている。坂井康嗣が大暴れしており、3位に付けている。足は全体的にいい。「特訓はそうでもないけど、レース本番ではスリットから出て行く。スタートが難しい。ためてから行かないと早い」と話していた。

勝負駆けで注目は海老澤泰行だ。伸びは抜群だが、今節はスタート勘が合っていない。1回も全速で行けていないという。「伸びがいいし、試運転では負けない。気持ち良く旋回できる。後はスタート。今節は1回も全速で行けていない」と足はいいので、スタートが決まればチャンスは十分ありそうだ。