絶好機は荒井輝年がゲット

今節は5日間の得点率制。実力者でも、優出へは取りこぼしが命取りとなるシリーズとなる。注目のエンジン抽選では、伸び抜群の39号機を主力の荒井輝年が手にした。前検日はチルトを0度に下げて乗ったそうで「班では一緒」と威力を感じなかった様子だが、このエンジンはチルト1度でパワーを発揮する。それを伝えると「じゃあ頭を柔らかくして、1度も試してみる」と話していた。調整が合えば確実に伸びるエンジンだけに注目したい。

その荒井も登場する江戸川選抜は、地元の芦澤望が絶好枠に組まれた。こちらも実績のある35号機を手にしたが、前検は「あんまり良くなかった」と。これは「ペラが叩き途中」なのが原因。先月は終盤に4連勝して帰った実績があり、今回はその時の形で挑む様子。「良かったというアドバンテージがあるし、いいイメージで行ける」とも話していただけに、本番での活躍に期待したい。

他の主力どころは平凡機を引いた選手が多い。飯島昌弘は、実力者でも調整に苦労することが多い11号機とのタッグ。尾嶋一広は開口一番で「これ、良くないエンジンですよね？」と話していただけに、早々に整備という可能性も十分ある。

選抜組以外では、杢野誓良が実績のある25号機をゲット。前節の優勝エンジンは地元の後藤盛也が手にし、さっそく「ターンの感じが良かった」と手応えを感じていた。直前節で鈴谷一平で噴いた63号機は、同じ兵庫支部の冨好祐真が得た。「一平とは同じグループで、引いた瞬間やったーと思いました」と嬉しそうに話していた冨好。感触も「よく伸びていた」と良さそうで、注目したいひとり。