太田和美
太田和美

住之江

太田和美が大会巧者ぶりを発揮/住之江高松宮記念

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太田和美の優勝で幕を閉じた今シリーズ。3日目には岡祐臣の1000勝達成、4日目には濱野谷憲吾の2000勝達成など大記録が生まれた1節間だった。

その中でも主役は大会巧者の太田だった。ただ、初走はまさかの6着大敗と順風満帆の船出ではなかった。しかしここで慌てないのが太田の強さとも言える。この時期の調整を心得ているからこそ、冷静に目の前の課題と向き合い2走目で初勝利ときっちり結果を出してきた。2日目はダブルドリームの12Rジャンピー特選を2着。レース後には「(仕上がり)もうちょいやね」と言葉を発したが、3日目を1着、4日目の予選ラストを1着と日跨ぎの連勝で締めて予選1位通過。日を増す毎に「もうちょい」が埋まり準優勝利後は「今の状態をベースに(優勝戦)行く」と納得の仕上がりに。

優勝戦では危なげないシーンもあったが、それでも優勝を決める辺りは、この大会に愛されているとでも言えるのだろう。高松宮記念特別競走連覇&V6とまさにこの時期に「太田あり」と言わんばかりの存在感を見せつける形で今節の幕を閉じた。

優勝者コメント・太田和美

「優勝戦は伸びを意識してやり過ぎて乗りにくかった。1Mはダメだと思った。内が空いていたので思い切ってターンして何とか残せた。2M先に回れたのは立ち上がりの足、エンジンが良かったから。(高松宮記念特別競走連覇&V6)何で相性がいいのかは自分でも分からないけど、来年も頑張りたい。(GP出場)自分では全く考えてなかったが、これで圏内に入ってきたのでここから気合いを入れて走る。(ファンへの一言)コロナ禍だったのでファンの方に会う機会がなかったけど、(レース後も)すごい残ってくれて声援を送ってくれて有り難かったですね」