ボートレース住之江

住之江

グランプリを意識して地元勢が闘志を燃やす/高松宮記念

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年末のグランプリに向けた獲得賞金争いも残り約1ヶ月。今月末に行われる「チャレンジカップ」を含めて残る記念以上の争いは5節のみ。その中で先陣を切るのが当地で行われる「第50回高松宮記念特別競走」だ。当然選手も賞金争いは意識しており、今節の中でもグランプリ出場に向け賞金を上積みしたい選手、グランプリ2ndに標準を合わせる選手、その2ndでの好枠を狙う選手など様々な想いを掲げて激しいバトルが繰り広げられる。今節のメンバーでは獲得賞金2位の山口剛、3位の原田幸哉、5位の白井英治がグランプリ2ndの圏内に位置。

そして現在グランプリ1st圏内で上位勢との差を少しでも縮めたいのが11位の椎名豊、12位の石野貴之、15位の上平真二、16位の上條暢嵩、17位の磯部誠の6名だ。さらに現状ではグランプリ出場には及ばないが、今シリーズでの優勝賞金が加算されれば18位圏内となりそうなのが丸野一樹井口佳典前田将太平本真之太田和美松井繁の6名となっている。その中で特に闘志を燃やすのが地元勢だ。石野はオレンジ10号機を獲得。「班では似た感じで普通ですね」と話すが「特訓後にみっちりペラを叩いた」と。ペラ巧者で知られる石野にこの本体なら大活躍のシーンは想像がつく。上條は「(グランプリ出場)そこは意識せず自分の調整をして行く事だけですね」と。まだ28歳と若手の部類だが、その受け答えからはベテランの様な安心感さえ感じさせられる。松井は「いつも通りに調整して行く」と。王者だからとも言える絶対的な存在感とでも言うのか、ここに心配は無用だろう。太田は「前節で優勝戦に乗っているエンジンだし、大きな事はしなくて良さそう」と気配は上々。今節は賞金争いの動向を含め、地元勢の活躍にも期待ができそうだ。