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吉田光が好パワーを目指して調整を続ける/津マスターズリーグ第8戦
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12年ぶりの当地参戦となった中野和裕。「2M奥が工事中になっていて、様子が変わりましたね」と違和感を覚えるのも仕方がない。「でも津の道のりは覚えていました」と初勝利を挙げて笑顔も出た。
中野ほどではないが、5年ぶりとなっているのが吉田光。こちらは初日こそ「久しぶりでも大丈夫」と言っていたが、3日目を迎え、どうも様子がおかしい。「調整をやるほど乗りづらくなってしまう。2日目は回転不足だったから回したら、ずり下がってしまった」と調整が見えなくなってしまったか。「とりあえず、前操者の調整に戻す方向で」とやり直しを余儀なくされた。このあたりがレース場によって正解の体感が違うということか。2日目から上がった気温に上手く対応ができていない。だが、調整とはやはり難しいようだ。前節走ろうが年に数回こようが、エンジンや気候が変わればあまり経験、記憶、そういうものが役に立つことは少ない(もちろん役立つときもある)。本橋克洋などは1ヶ月前に参戦したばかりで、少なからず経験は活きている様子が窺える。ただ、もう予選最終日となる4日目。なんであれ、正解を出せないのは自分の責任以外ほかならない。吉田光は初日の好パワーを取り戻せるか、見ものである。