優勝戦ポールポジションは石渡鉄兵の手中/津マスターズリーグ第8戦

準優は3個レースとも逃げが決まり、予選を引っ張った石渡鉄兵、中澤和志、繁野谷圭介が優勝戦内枠を固めた。川合理司、本橋克洋、鈴木博が2着に食い込み今節の6強はでそろったが、ポールポジションは石渡の手中。「冷えてくれた方がぼくにはありがたいですね」と肌寒くなった5日目を振り返る。回り足はもう一つピリッとしなかったが、ここにきて本格化となってきた。そして最終日、気温はもう一丁下がる予報が出ている。出足は一段と強化されそうな予感が。「前回はインで優勝できなかった」とやはり7月戦は後悔の念が残っている。またもやイン戦でV逸となれば、今後の勝負勘に大きな悪影響を及ぼしそうだが。将来に関わる大事な一番となってきたかも。

中澤、繁野谷よりも意外に怖いのが本橋か。「行き足かグリップか。寄せると片方が良くない感じになる」と調整に悩むが、手にした枠は4。自力を狙うならグリップ重視の伸び系、差しを考えて回転を上げる行き足系。恐らく自力駆けを選択か。つまり、彼の外、川合や鈴木にもチャンスはあるかも…。